委員長報告
───◆─・──◆──── 日程第二 議案第一号から第六号まで及び第十五号並びに意見書案第一号、第二号 議長(柳居俊学君)日程第二、議案第一号から第六号まで及び第十五号並びに意見書案第一号、第二号を議題といたします。 ────────────────────── 委員長報告 議長(柳居俊学君)これより所管委員会における議案及び意見書案の審査の経過並びに結果に関し、各委員長の報告を求めます。 環境福祉委員長 新造健次郎君。 〔環境福祉委員長 新造健次郎君登壇〕(拍手) 環境福祉委員長(新造健次郎君)環境福祉委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第二号のうち本委員会所管分については、全員異議なく、可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。 まず、健康福祉部関係では、 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の加速化について、 市町へのワクチン供給において県はどのように対応されているのか。 また、接種率は、最終的にどの程度を見込み、希望する方への接種完了に向け、どのように取り組んでいくのかとの質問に対し、 県では、国にワクチンの追加配分を求めるとともに、市町の在庫と接種計画を精査し、市町間でのワクチンの融通を行うなど必要な対応に努めているところであり、各市町の接種計画に基づき必要となるワクチンは十分確保できている。 最終的な接種率は、県全体で八五%を見込んでおり、現在、一回目の接種率が七五%を超えたところである。 今後は、接種の最終段階を迎え、市町の体制を堅持するためのワクチン確保について、引き続き、きめ細かく市町を支援していくとともに、県集団接種会場での接種も着実に進めていく。 また、若い世代などに対しても接種が進むよう、発症予防や重症化予防などの効果や副反応について、市町とも連携しながら、県ホームページやSNS等を通じて啓発を行っていくとの答弁がありました。 これに関連して、 ○ 医療提供体制の整備について ○ ブレークスルー感染への対応について ○ パルスオキシメーターの活用方法について ○ 岩国基地関連からの感染拡大の有無について ○ ワクチン接種の予約について ○ 抗体カクテル療法の促進について ○ 市町への自宅療養者の個人情報の提供について ○ 妊婦へのコロナ感染症対応について ○ コロナ対応の診療報酬の経過措置の打切りについて などの発言や要望がありました。 次に、共生社会の実現に向けた取組強化について、 東京パラリンピックの開催による共生社会への意識の高まりや障害者差別解消法の改正を踏まえ、県独自の条例を制定することは、共生社会の実現に向けた取組を進める上で有効と考えるが、検討を進められようとしている県の条例制定の趣旨や方向性はどのようなものかとの質問に対し、 県では、共生社会の実現に向けた取組を一層推進していくため、県独自の条例制定に取り組むこととしたが、検討に当たっては、法改正で、事業者による合理的配慮の提供が義務化されたことなどを踏まえ、法の趣旨の徹底や差別解消に向けた取組を一層推進するとともに、コロナ禍において、障害特性により、日常生活に不自由を感じている方などに対する理解が進み、配慮がなされるような環境づくりを促進する内容としていく。 また、あいサポート運動の推進などを含め、本県の実情に沿った条例となるよう、関連団体と議論しながら内容等を検討してまいりたいとの答弁がありました。 このほか、 ○ 難病医療受給者証の更新手続等の支援について ○ 特定健康診査実施率の向上について ○ インフルエンザ予防接種への助成について ○ HPVワクチン接種の促進について ○ 県庁内の喫煙所について ○ 若者の大麻乱用防止対策について ○ 介護保険に係る補足給付の制度改正について ○ 介護人材の確保について ○ 高齢者虐待への対応について ○ 護国神社の参拝について ○ あいサポート運動の推進について ○ コロナ禍における出生数、婚姻数の状況について ○ 少子化対策、子育て支援について ○ 児童虐待への対応について などの発言や要望がありました。 次に、環境生活部関係では、 再生可能エネルギーの普及啓発について、 県が、今年度から取り組まれているネット・ゼロ・エネルギー・ハウスへの補助制度や分散型エネルギー構築に向けた実証事業のこれまでの取組状況と今後の周知について伺うとの質問に対し、 新たに創設したネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを対象とした補助制度については、補助枠を超えた申請があり、今年度の受付は終了した。 今後は、補助を受けた住宅の内覧会を行い、その有用性のPR等に取り組む。 また、再生可能エネルギーの課題を解決する手段として、分散型エネルギー構築に向けた実証事業への準備を進めている。 今後、年間を通じた再生可能エネルギーの制御方法などを検討する予定としており、その結果を公表し、県内各地域で同様の取組が展開されていくよう、市町、事業者等に広く周知してまいるとの答弁がありました。 次に、犯罪被害者等支援推進計画について、 転居費用助成制度の運用状況とその制度の周知について伺う。 また、計画を進めていくための体制整備や広報啓発にはどのように取り組むのかとの質問に対し、 転居費用助成制度については、八月末現在で四件の相談を受理し、そのうち一件に交付した。 過去五年間の重要犯罪の認知件数が、平均で年間五十六・四件であることからすると、制度を必要とされる方が潜在的におられることが想定されるため、県警と緊密に連携し、情報提供を承諾した被害者等に直接、制度の説明を行うなど、制度を有効活用していただけるよう努める。 また、推進体制の整備としては、山口県犯罪被害者等支援推進協議会を設置し、八月に初会議を開催した。 さらに、広報啓発としては、犯罪被害者等が置かれている立場や、二次的被害の防止に向けたグッズの作成やミニパネル展を開催してまいるとの答弁がありました。 このほか、 ○ やまぐち維新プラン等の進行管理について ○ 県民活動団体のデジタル化について ○ 地域コミュニティーの防犯力強化について ○ 若者のボランティアについて ○ ネット上の誹謗中傷の根絶について ○ 喫煙者の権利について ○ 海外の人権問題について ○ LGBTへの対応について ○ 女性へのきめ細やかな支援について ○ 山口県環境政策推進会議の活性化について ○ 脱炭素化に向けた取組ついて ○ メガソーラー発電について ○ 阿武風力発電事業に係る環境アセスメントについて ○ 盛土調査について ○ 産業廃棄物処理業者のワクチン接種について などの発言や要望がありました。 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。(拍手)