提案理由説明
───◆─・──◆──── 諸般の報告 議長(柳居俊学君)この際、諸般の報告をいたします。 報告事項は、お手元に配付のとおりでございます。 ───◆─・──◆──── 日程第一 議案第二十四号 議長(柳居俊学君)日程第一、議案第二十四号を議題といたします。 これより提案理由の説明を求めます。 村岡知事。 〔知事 村岡嗣政君登壇〕 知事(村岡嗣政君)ただいま追加提出をいたしました議案につきまして、御説明を申し上げます。 御承知のとおり、政府は感染症対策に万全を期すとともに、新しい資本主義を起動させ、成長と分配の好循環を実現するため、去る十一月十九日、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策を決定し、このたび、その財政的な措置となる補正予算が国会に提出される運びとなりました。 本県におきましては、これまでも感染症の状況を見極めつつ、社会経済活動の段階的な引上げに取り組んできたところですが、現下の経済情勢等に鑑み、このたびの国の対策についても、速やかに、できる限りの対応を図ることとし、関連の補正予算を編成した次第です。 それでは、提出議案の概要について御説明を申し上げます。 議案第二十四号は、一般会計補正予算に関するものであり、補正額は二百六十七億六千三百万円、補正後の予算規模は八千三百十四億四千六百万円となっています。 その主な内容としましては、まず、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた、生活・暮らしの支援として、長引くコロナ禍の影響に加え、原油価格の高騰に伴う燃料費負担の増大により、厳しい経営状況にある交通事業者に対して、負担軽減のための補助を行うことにより、県民生活にとって不可欠な地域公共交通の維持を図ります。 また、中小企業制度融資において、感染症の影響による資金需要に対応するため、国の制度拡充に併せて融資限度額を引き上げるとともに、経営安定資金の新規融資枠を拡大します。 次に、ウイズコロナ下での社会経済活動の再開と次なる危機への備えとして、感染対策と日常生活の回復の両立に向けて、今後、緊急事態宣言の対象地域となった場合等においても、イベントの実施や移動等の行動制限の緩和を可能とするため、検査費用の支援等を通じて、ワクチン・検査パッケージ等の導入・定着を図ります。 次に、未来社会を切り開く新しい資本主義の起動及び防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保に向けて、補助公共事業等について事業効果の早期発現を図るため、所要の経費を計上するとともに、債務負担行為及び繰越明許費を設定しています。 一方、歳入予算については、歳出との関連において、国庫支出金百十五億八千六百万円等を追加するほか、所要の一般財源については、財源調整用基金七億六千八百万円の取崩しにより措置しています。 以上、提出議案について、その概要を御説明申し上げました。何とぞ御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。