討論
議長(柳居俊学君)酒本哲也君。 〔酒本哲也君登壇〕(拍手) 酒本哲也君 民政会の酒本哲也です。 令和四年九月議会に提案された、全ての議案に賛成する立場で討論を行い、議案第一号令和四年度一般会計補正予算に対して、意見、要望を申し上げます。 第一号議案である今回の補正予算は、百十七億円余りの補正額の中、長引く新型コロナウイルス感染症対策関連費用に約八十五億円、昨今の世界情勢を受けての資源高、為替状況からの原油価格・物価高騰関連事業として約三十億円など、県民の安心・安全対策とともに本県福祉事業、中小企業対策、第一次産業の振興策など、本県の県民生活にとって真に必要不可欠な補正予算となっております。 まずは、この補正予算成立後には、早期実施に向けて、最大限取り組まれることを強く要望いたします。 次に、この補正予算の中にある、故安倍元総理の県民葬儀について、我が会派としての意見と今後の検討課題について申し上げます。 故安倍元総理におかれましては、参議院選挙という、全ての国民にとって重要な活動の中、あってはならない、非業の死を遂げられたことに、改めて心から哀悼の意を表します。 これまでも、安倍家葬儀、国葬儀と行われ、各儀式においても心からの弔意をささげておりますが、山口県としてもこれまで行われてきた県民葬を踏襲する形で行われることについて、また、予備費で行われた国葬とは異なり、県議会審議を経ての予算対応など、様々な意見がある中、県としての対応については評価するところです。 しかしながら、県民の皆さんから開催について多くの意見もあることから、今後の儀式の開催に向けて参考としていただけるよう、改めて意見を申し上げます。 私どもの会派は、代表質問でも申し上げましたが、今次も含めて、これまでの県民葬は政治家のみとなっており、県民の誇りや自信につながる行いや評価を有する本県出身者の政治家以外の方についても対象とするなど、対象者を拡大することも必要ではないかと考えます。 また、その方を推挙するための組織を県組織とは別につくり、その組織からの推挙、あるいはこれまでのように県が提案者として付託をし、まずはその組織の中で改めて判断、推挙されてから、今次のような議会での議論を含めて決定されることなど、選任に当たっての対象者の拡大と選任プロセスを一定明確に示し、県民、議会に示す改善が必要だと考えます。 今後の県民葬儀対象者となる方の選任に当たって、検討課題とするべきものとして、意見、要望を申し上げ、民政会を代表して、賛成討論といたします。(拍手)