動議
────────────────────── 議案第一号令和四年度山口県一般会計補正予算(第二号)の組替えを求める動議の上程 議長(柳居俊学君)お手元に配付のとおり、中嶋光雄君ほか三名から、議案第一号令和四年度山口県一般会計補正予算第二号の組替えを求める動議が提出をされました。山口県議会会議規則第十七条の規定により、所定の賛成者があり、動議が成立をいたしましたので、本動議を直ちに議題といたします。 ────────────────────── 議案第一号令和四年度山口県一般会計補正予算(第二号)の組替えを求める動議の説明 議長(柳居俊学君)これより提出者の説明を求めます。 中嶋光雄君。 〔中嶋光雄君登壇〕(拍手) 中嶋光雄君 社民党・市民連合、中嶋光雄です。 木佐木大助県議、藤本一規県議、宮本輝男県議に私の四人の動議提出者といたしましては、議長のお取り計らいにまずもってお礼を申し上げます。 さて、当面緊急を要する経費について、総額は百十七億九百万円の大切な補正予算ですので、私たちは、よりよいものにしたいと思って、今回、動議を提出させていただきました。 議案第一号令和四年度山口県一般会計補正予算第二号の組替えを求める動議を行うものです。 この組替え動議、本来であれば、修正案を提出したいところでありますが、修正案となれば、執行部の皆さんとのすり合わせなどや技術的にも困難であることなどから、組替え予算ということで、執行部のほうに、知事のほうにお戻しして、再度提出をしていただければと思ったところから、今回、組替えを動議として提出させていただきました。 皆さんのところにお配りさせていただいております資料のとおりでございます。 安倍晋三元首相の県民葬実施に係る経費六千三百万円について、全て削除を求めております。 県民葬の実施は、日本国憲法に保障された内心の自由を侵害して、弔意の強要につながることが強く懸念されております。 第一に、県民葬の実施は、憲法十四条が規定する法の下の平等に反するというふうに考えております。 安倍元首相の県民葬を実施する合理的理由を示すことについては、今議会の議論を通じても、引き続き丁寧な説明に努めたいと、繰り返し御答弁されましたけれども、これでは理由を示すことはできていないと考えております。 結局は、政治的思惑によって、特定の個人を県民葬という特別扱いをすることにほかならない。これが、憲法が規定する平等原則と相入れないことは明らかと考えます。 二点目に、県民葬の実施は、憲法十九条が保障する思想及び良心の自由に反するおそれがあるということでございます。 実際、九月二十七日に行われた国葬儀を前にした二十日には、総務部長名で、国葬当日は国旗・県旗を半旗掲揚とすることを通知する公文書を発出をされました。 言わば、県民葬として大々的に儀式を行うこと自体が、県全体に同調を迫り、安倍元首相への弔意を事実上強制する重大な危険を持つということが明らかであると考えています。 したがいまして、議案第一号中、安倍晋三元首相の県民葬実施に係る経費六千三百万円について、全て削除されることを求めるものでございます。 以上、説明をさせていただきました。皆様の御賛同を賜りますよう、お願いを申し上げたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍手)