委員長報告
議長(柳居俊学君)土木建築委員長 西本健治郎君。 〔土木建築委員長 西本健治郎君登壇〕(拍手) 土木建築委員長(西本健治郎君)土木建築委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第一号のうち本委員会所管分並びに議案第三号、第五号から第七号まで、第十四号、第十五号及び第十七号の議案八件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。 まず、土木建築部関係では、 山口きらら博記念公園の交流拠点化について、 山口きらら博記念公園みらいビジョン(素案)を踏まえ、今後、どのように取り組まれるのかとの質問に対し、 これまで、アンケート調査等による県民意見の聴取、各種実証実験、民間参入に関するサウンディング調査等の取組を行い、目指すべき将来像や整備方針など、交流拠点化に向けたビジョンの素案を取りまとめたところである。 今後、パブリックコメントを実施し、今年度中にビジョンを策定し、令和六年度以降、可能なものから順次、施設整備等に着手していくとともに、並行して、民間事業者の参入についても、検討を行っていきたいと考えている。 山口きらら博記念公園の交流拠点化に向けて、事業効果が早期に発揮されるよう、スピード感を持って取り組んでまいるとの答弁がありました。 これに関連して、 〇 宿泊やアーバンスポーツ、モビリティーに関する実証実験の取組状況について 〇 公園の目指すべき姿の詳細について 〇 整備方針の設定の考え方について 〇 インクルーシブパークやバリアフリー化等の取組について などの発言や要望がありました。 次に、このたびの補正予算に関する、公共事業費の基本的な考え方について伺うとの質問に対し、 国の経済対策を積極的に活用し、防災・減災対策等について、可能な限り迅速かつ機動的な対応ができるよう、優先度が高く、重要な箇所について、公共事業予算を前倒しし、総額約百五十八億円の補正予算を計上した。 具体的には、国道のバイパス整備や徳山下松港国際バルク戦略港湾関連事業など、生産性向上に資する道路ネットワークや港湾の整備に係る取組に約十六億を、山陰道等の整備促進や緊急輸送道路等ののり面対策、厚狭川をはじめとした河川改修、土石流対策など、防災・減災、国土強靱化の推進に係る取組に約百四十二億円を計上しているとの答弁がありました。 これに関連して、 〇 厚狭川の河川改修について 〇 美祢市内の災害復旧と再度災害防止に向けた取組について 〇 補正予算の繰越しについて 〇 岩国地域の河川における補正予算での取組内容について 〇 債務負担行為の補正について などの発言や要望がありました。 このほか、 〇 持続可能な建設産業の構築について 〇 下関北九州道路の整備促進について 〇 公共事業の早期執行に向けた取組について 〇 やまぐち産業イノベーション戦略における取組について 〇 建設工事におけるICT等の活用について 〇 山口きらら博記念公園の指定管理者の指定について 〇 県道橘東和線道路改良工事について 〇 河川環境美化活動助成事業について 〇 道路の草刈り等のボランティア制度について 〇 河川監視員制度の概要について 〇 津波対策について などの発言や要望がありました。 次に、企業局関係では、 渇水対策について、 周南地域においては、今後、渇水状態が長期化することを想定して、できる限りの対策を実施していく必要があるが、どのように取り組まれるのかとの質問に対し、 菅野ダム貯留水を温存するため、期間限定の臨時的処置である菅野ダムからの責任放流量の減量と生見川ダムからの代替放流のほか、富田川における取水融通や他水系の未使用工業用水の活用を実施している。 また、工業用水の供給を支援するため、水系を越えた供給となる島田川工業用水道の安定的運営、下松市工業用水からの応援給水等を実施してきたところである。 今後は、渇水状態が長期化することを想定し、現在、取組中の渇水対策を効率的、効果的に実施していくとともに、関係者が一致団結し、あらゆる可能性を検討しつつ、切れ目のない渇水対策に取り組んでいくとの答弁がありました。 これに関連して、 〇 渇水の現状に対する受け止めについて 〇 企業の生産活動への影響について 〇 弥栄ダムの渇水状況と節水基準について 〇 周南市上水道への影響について 〇 企業における節水の取組について 〇 美祢ダムの節水基準や今後の見通しについて 〇 電気事業への影響について などの発言や要望がありました。 次に、第四次経営計画に関して、 〇 見直しのポイントについて 〇 見直しに関する県内企業への説明について 〇 経済安全保障を踏まえた見直しの内容について 〇 再生可能エネルギーの地産地消の推進について 〇 水力発電の普及啓発について 〇 工業用水道事業の広域化の推進について 〇 令和四年度実施状況について などの発言や要望がありました。 このほか、 〇 梅雨前線豪雨で被災した工業用水道施設の復旧状況について の発言や要望がありました。 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。(拍手)