討論
────────────────────── 討 論 議長(柳居俊学君)これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、それぞれの持ち時間の範囲内において、順次発言を許します。 木佐木大助君。 〔木佐木大助君登壇〕(拍手) 木佐木大助君 日本共産党を代表して、反対討論を行います。 本会議に上程された五議案のうち、議案第一号及び第三号、これに反対をして、残り三議案には賛成します。 反対する議案第一号は、二〇二四年度山口県一般会計補正予算でありますが、本補正予算には、七月十日未明からの梅雨前線に伴う豪雨により発生をした災害の復旧事業として三十六億五千九百万円、公共交通燃料価格高騰対策支援事業として五千四百万円が計上されており、この部分については異存はありません。 反対するのは、大阪・関西万博出展事業として計上された五百万円、さらに債務負担行為として四千六百万円が計上されているからであります。 日本共産党は、関西万博の開催そのものに反対し、中止するよう要請してきました。その中止すべき大きな理由は、安全性への懸念であります。 特に、不安を広げているのが、あの三月のガス爆発事故であります。会場となる夢洲は、ごみの最終処分場であります。事故が起きた一区には、団体バスの乗降場が設けられていますが、その地下には焼却灰、下水汚泥など、有害な廃棄物が埋められています。 土の中、土中で発生する大量のメタンガスを常時八十三本のガス抜き管で排出しており、まさに起こるべくして起こった事故と言えます。 事故当時、万博協会は、一区以外では可燃性ガスの発生はないとして、その後もガス発生の可能性は極めて低いなどと繰り返してきました。しかし、皆さんも御承知のように、しんぶん赤旗は、これまでもメイン会場の二区、三区を通る地下鉄工事でメタンガスが検知されていた事実を指摘してきました。 五月末になって、ようやく協会は事実を認めました。「いのち輝く」などとスローガンを掲げながら、危険なガス発生の事実を隠してきた協会の姿勢が改めて厳しく問われています。 また、防災対策にも不備が指摘されています。 アクセスが、夢咲トンネルと夢舞大橋の二つしかない夢洲で、大規模災害が起きた際の避難計画はいまだにありません。 六月に防災実施計画が一部明らかになりましたが、津波や強風の中で孤立が想定される十五万人を船舶などで近隣の舞洲や咲洲に避難させるなどに対し、その実現性に疑問の声が上がっています。 そして、皆さん、さらなる負担増が明らかになりました。 各国が独自に建設する海外パビリオンの遅れから、協会が簡易型を九棟整備したものの移行が進まず、日本側が最大七十六億円を負担することを協会が明らかにしています。 チケット売上げで賄う運営費は、当初見込みの一・四倍の一千百六十億円に増加、赤字になれば、なし崩しで国民負担になるおそれがあります。 電子チケットに加えて、紙のチケット導入を決めたことで、事業経費二十一億円が追加されるなど、一歩進むたびに負担がかさむありさまであります。 このように多くの問題を抱える関西万博に、山口県のパビリオンを出展すべきではありません。関西万博は中止をして、その予算は物価高騰に苦しむ国民の暮らし、その支援や、地震に加え豪雨災害に見舞われた能登の復興に回すべきであります。 議案第三号は、二〇二四年度の建設事業に要する市町負担金を定めるものであります。 本議案では、三十七事業について、市町に計三十一億八千五百万円の負担を求めています。繰り返しになりますが、県事業に伴う市町負担金は廃止するべきであり、本議案には反対をいたします。 請願第一号は、日本政府に核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書を国に提出すべき、これを求めるものであります。 本会議でも指摘したとおり、我が山口県議会は、一九九五年に核兵器全面禁止・廃絶国際条約締結を求める要望決議を全会一致で採択しています。 決議案文には、世界で唯一の被爆国として、核兵器の使用、実験、研究、開発、生産、配備、貯蔵などの一切を禁止をする核兵器全面禁止・廃絶国際条約を一日も早く締結することを要望しています。 四年前、国連で批准された核兵器禁止条約そのものであり、本県議会の先見性は全国に誇るべきものではないでしょうか。 請願要旨でも触れられているように、あのロシアのプーチン大統領やイスラエルのネタニヤフ首相は、核による威嚇を繰り返しています。 本県議会が要望決議を採択した二十九年前と比較すると、核兵器使用の危険がまさに現実のものとなっている中で、広島、長崎の原爆被害を体験した核兵器の非人道性を知る唯一の戦争被爆国として、今こそ日本政府が核兵器禁止条約に調印・批准すべきであります。 よって、本請願を委員会で不採択とされた議員、これらの皆さんにも採択に賛成するよう改めて訴えるものであります。 請願第二号、第三号は、ともに上関町に計画されている使用済核燃料中間貯蔵施設建設に反対することを求めるものであります。 両請願とも使用済核燃料の危険性と中間貯蔵が永久貯蔵になるおそれ、また、瀬戸内海に残された貴重な自然が壊されるおそれなどを指摘され、中間貯蔵施設の建設に反対の意思を表明することを求めています。 我が党は、全面的に賛同するものであります。よって、不採択とされた委員長報告に反対し、山口県議会として中間貯蔵施設の建設に反対の意思を表明するために、両請願に賛成されるよう全ての議員の皆さんに訴えて、日本共産党の討論といたします。(拍手)