委員長報告
議長(柳居俊学君)農林水産委員長 山手康弘君。 〔農林水産委員長 山手康弘君登壇〕(拍手) 農林水産委員長(山手康弘君)農林水産委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第一号及び第三号のうち本委員会所管分並びに議案第五号の議案三件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。 まず、米の安定生産に向けた取組について、 地球温暖化や担い手不足などの状況を受けて、今後、米の生産をどのように進めていくのかとの質問に対し、 本年度に創設した、需要のある水稲の作付を積極的に行う集落営農法人等への支援事業による取組を波及させることで、作付面積の減少に歯止めをかけていく。 また、高温による品質低下が発生しにくい品種の作付の推進や、JA等と連携した技術指導の強化により、安定生産につなげていくとの答弁がありました。 これに関連して、 ○ ぶちうま!アプリを活用した県産米のPRについて ○ 米の需要拡大に向けた取組について ○ 米不足の状況と対策について などの発言や要望がありました。 次に、鯨肉の消費拡大について、 新たな捕鯨母船関鯨丸の操業により鯨に対する関心が高まる中、今後、消費拡大にどのように取り組むのかとの質問に対し、 新たな消費者の開拓を進めることが重要と考えており、鯨骨スープと鯨肉を具材として使用した「長州鯨骨らぁめん」を本県の新たな名物として、積極的に情報発信を行う。 また、量販店において、鯨肉の優れた特徴や料理法を紹介する試食販売を実施するとともに、ぶちうま!くじらフェアや関鯨丸就航後初となるイベントの開催などにより、幅広い世代に鯨肉の魅力を発信していくとの答弁がありました。 これに関連して、 ○ 鯨肉の陸揚量、陸揚げ時期及び価格について の発言がありました。 次に、やまぐち森林づくり県民税の周知について、 これまでの取組の成果と今後の対応について伺うとの質問に対し、 やまぐち森林づくりレポートの配布等に加えて、全小学校の五年生等への啓発用パンフレットの配付やデジタルサイネージを活用した周知の結果、県民アンケート調査による認知度が向上するなど、取組の成果は着実に現れている。 一方で、県民税は、県民の皆様に特別の御負担をいただいていることなどから、より多くの皆様に知っていただき、理解を深めていただく必要があると認識しており、来年度以降の対応について、森林づくり推進協議会等の意見を伺いながら検討を重ねていくとの答弁がありました。 これに関連して、 ○ 森林環境税及びやまぐち森林づくり県民税の理解促進について などの発言がありました。 このほか、農業関係では、 ○ 鳥獣被害の現状と対策について ○ 農林水産業の担い手確保に向けた学校等との連携について ○ 農村地域への産業の導入について ○ 山口県と山口県農業協同組合と株式会社ニップンとの農業分野の振興に係る連携協定の締結について ○ ぶちうま産直市場における配送方法について ○ スマート農業技術の活用について ○ カメムシによる米の被害について ○ 中山間地域における農業法人の経営状況等について ○ 農業関連施設の整備に伴う農地経営面積の考え方について ○ 有機農業の推進に向けた取組について ○ 集落営農法人連合体の育成に向けた取組について ○ 水田活用の直接支払交付金の五年水張りルールについて ○ 災害による農地・農業用施設の被害について ○ 黒毛和種の子牛価格の状況等について ○ やまぐち和牛燦の生産・需要拡大に向けた取組について ○ 家畜伝染病の予防対策について 林業関係では、 ○ 林業における担い手対策について ○ 早生樹、コウヨウザンの特徴と活用の方向性について ○ 梅雨前線豪雨による山地災害発生状況及び復旧対応について ○ 盛土規制法の運用について ○ 山口市秋穂二島の林野火災について 水産業関係では、 ○ ほろ酔いあゆの販売状況等について ○ 太平洋クロマグロの資源管理について ○ レジャーでのマグロ釣りに対する報告義務について ○ 漁業者の所得向上に向けた取組について ○ 本県における陸上養殖業の状況等について ○ 養殖における配合飼料価格高騰対策について ○ 種苗放流による効果と生態系への影響について などの発言や要望がありました。 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。(拍手)