委員長報告
議長(柳居俊学君)農林水産委員長 山手康弘君。 〔農林水産委員長 山手康弘君登壇〕(拍手) 農林水産委員長(山手康弘君)農林水産委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第一号、第二十二号、第三十四号、第五十八号及び第七十五号のうち本委員会所管分並びに議案第四号から第六号まで、第十三号、第六十号から第六十二号まで及び第六十九号の議案十三件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。 まず、やまぐち農業担い手の再編・発展支援システム構築事業について、 具体的な取組内容と、本事業により今後どのような農業を目指しているのかとの質問に対し、 本事業では、法人等の経営力の強化に向けた再編や発展の加速化支援、ロードマップの策定支援と実現に向けたフォローアップ、生産の効率化等の取組に必要な機械や施設の導入支援、他業種企業の掘り起こしと誘致に向けた活動体制の構築、参入を希望する企業と担い手不在集落のマッチングの支援等に取り組むこととしている。 今後は、今まで地域の方々が守ってきた農地等を、意欲の高い経営体と地域がしっかりスクラムを組みながら受け継ぎ、それをさらに発展させることを目指していくとの答弁がありました。 次に、やまぐち竹資源循環利用促進事業について、 事業創設の経緯と目的を伺う。 また、本事業によりどういうことを目指しているのかとの質問に対し、 本県では、竹材は、建築資材等の従来の用途に加え、バイオマス燃料などへの活用により需要拡大が進むとともに、新製品の実用化等に向けた機運も高まっており、竹産業のさらなる振興を図る必要がある。 このため、今後も拡大が見込まれる竹需要に的確に対応できる持続可能な竹の供給体制の構築等の取組を進めることとした。 本事業により、本県独自の竹林経営計画制度の構築や竹材流通の新たな拠点となる竹市場の開設に加え、付加価値の高い製品づくりやブランド化の支援を行うことで、竹の生産量と加工製造事業の拡大を図るとともに、本県が竹の産地として幅広く知られることを目指し、取組を進めていくとの答弁がありました。 これに関連して、 ○ 竹資源の循環利用等について の発言や要望がありました。 次に、山口市秋穂二島で発生した林野火災の復旧について、 現在の進捗状況と今後の進め方について伺うとの質問に対し、 火災跡地の復旧には国の治山事業を活用することとしており、この事業の採択に必要となる地権者全員からの工事承諾を取得したところである。 今後は、本年六月を目途に、苗木の植栽やドローン緑化実播などの復旧工法やゾーニング等の具体的な対応策を決める調査業務に着手することとしており、本体工事については、当該調査結果に基づき令和八年度に着手する予定としているが、来年度の国の補正予算の活用も視野に入れつつ、早めの復旧に着手したいとの答弁がありました。 これに関連して、 ○ 林野火災の未然防止に向けた対策について の発言や要望がありました。 このほか、農業関係では、 ○ やまぐちジビエ利用加速化事業の取組内容等について ○ ジビエ利用の推進に向けたジビエカーの導入等について ○ 県産農林水産物等の輸出拡大について ○ 地域発!特産品開発力養成事業の概要について ○ 学校給食における有機農産物の利用促進について ○ 学校給食県産食材利用拡大事業による効果等について ○ 農業分野におけるDX技術の導入支援等について ○ グリーンで安心・安全な農業推進事業による支援内容について ○ 本県の有機農業における取扱面積の目標と現状について ○ アグロエコロジーに対する県の認識について ○ 農業分野における燃油価格高騰対策について ○ 県における米の備蓄について ○ 農業に関わる多様な人材確保の取組について ○ 農業大学校の志願倍率と入学予定者数について ○ 退職自衛官の就農促進に向けた取組について ○ やまぐちのエコ牛育成支援事業の取組内容等について ○ やまぐち和牛・未来への絆づくり事業の取組内容等について ○ 畜産分野における物価高騰対策について ○ 高病原性鳥インフルエンザ発生による鶏卵価格への影響等について ○ 農薬散布による養蜂業への影響について 林業関係では、 ○ 県産木材の利用拡大に向けた取組等について ○ やまぐち森林づくり県民税第五期対策について ○ 二○五○年の森集客促進アプリの活用促進等について ○ 「やまぐちフォレストJV」構築支援事業の取組内容等について ○ やまぐち森林・林業未来維新カレッジ推進事業における研修内容について 水産業関係では、 ○ クロマグロの資源管理について ○ チャレンジ漁業総合支援事業の概要について ○ 温暖化による水産資源への影響と対応について ○ 漁港における海業の取組について などの発言や要望がありました。 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。(拍手)