討論
議長(柳居俊学君)林直人君。 〔林直人君登壇〕(拍手) 林直人君 自由民主党会派を代表して、提案された全ての議案に賛成の立場から、特に、議案第六十七号、令和七年度一般会計補正予算について意見を述べさせていただきます。 代表質問で申し上げましたように、国においては高市総理の強力なリーダーシップの下、国民一人一人が希望を持てる、強い経済を確実に取り戻していくとの決意により、先月二十一日に約二十一兆円規模の総合経済対策が策定され、その実行の裏づけとなる補正予算案が二十八日に閣議決定されたところです。 三十年にわたり長く我が国を停滞させたデフレに再び戻らないよう、日本経済全体が成長へ向かっていく構造に転換していくには、ここが正念場であります。 そして、その成長が地方においてもしっかりと実現していくには、このたびの国の総合経済対策の効果が、タイミングを逸しないよう、国民・県民の生活や事業活動に行き渡ることが非常に重要であり、国と地方が一体となった経済対策として実行していくことが求められています。 こうした中、本定例会に提出された補正予算案は、今この瞬間も物価高に苦しむ県民や事業者への支援を最優先に考え、厳しい経営環境にある医療・介護事業所等に向けた賃上げ、物価上昇等に対する支援や、LPガス料金、特別高圧電気料金に対する支援など、各般の対策が講じられています。 また、構造転換のための土地改良等や、防災・減災、国土強靱化などを推進する所要の公共工事費についても約二百八十億円が計上されています。 現在、我が自民党県連では、県内の各地域や各界からの御意見や御要望として、物価高・賃上げ対応への苦慮や、防災・減災対策の必要性、医療・介護を取り巻く厳しい現状などの声をお聞きしており、今回の補正予算案が、これらの声にしっかりと応えているものと評価しているところです。 これらはいずれも、早期の事業執行が求められる事業であり、予算成立後は施策効果が県民及び事業者に一刻も早く行き届くよう、迅速な対応をよろしくお願いいたします。 特に、県民生活に直結する医療・介護などの福祉の現場は、大変苦しい状況にあると伺っており、迅速かつ着実な執行を切にお願いするものであります。 一方で、物価高騰への支援策は、恒久的に行っていくには限界があるのも事実です。賃金が安定的に上昇するには、大胆かつ戦略的に投資を進め、雇用と所得を増やし、潜在成長率を引き上げる取組が重要であり、今般の国の総合経済対策においても、危機管理投資、成長投資による、強い経済を実現することが、経済対策の基本的な枠組みとして示されているところです。 このたびの補正予算では、危機管理投資、成長投資として、先ほど申し上げた土地改良等や防災・減災、国土強靱化を推進するための公共事業費は計上されていますが、その他の経済対策関連事業は計上されていません。 県におかれては、経済安全保障の強化や未来に向けた投資の拡大など、供給力や成長力を強化する取組についても、二月補正や来年度当初予算において、必要な予算はちゅうちょなく積み上げ、大胆かつ効果的な施策を構築するという姿勢で臨んでいただくようお願いいたします。 また、このたびの追加上程された補正予算には、徳山下松港で発見された不発弾処理に関する事業が計上され、防護対策等を実施することとされています。 我が会派の国本議員の一般質問でも指摘させていただきましたが、発見地点近くの出光興産徳山事業所西地区の東桟橋は事実上使用不能となり、石油製品等の入出荷が止まることで、関連企業の事業活動に深刻な影響が生じ、営業損失も発生しています。 また、現在地での水中爆破処理ということになれば、爆破に伴う桟橋や関連施設の構造物の損傷が強く懸念され、仮に損壊が発生すれば、関係企業等に長期にわたる甚大な影響が及び、地域経済の疲弊は避けられません。 県として、このたび予算計上された当該事業を一刻も早く執行していただき、地域の安全確保と経済活動の早期回復のため、爆破処理に伴う影響を可能な限り最小化する措置を講じ、国や地元周南市、関係機関等との緊密な連携の下、早期解決に向けて積極的に取り組んでいただくようお願いいたします。 今、山口県は解決すべき多くの課題に直面しております。本議会の一般質問では、村岡知事の県政運営を否定し、非難する発言がありましたが、そこから生まれてくる未来は何一つありません。 不毛な非難だけではなく、具体的な政策論争を交わす、これこそが山口県の発展につながるものであり、私ども県議会議員の務めであると思います。 村岡知事は、この十二年間、新型コロナや災害対策など、予期せぬ危機に見舞われながらも、紛れもない県民ファーストの県政運営を着実に進めてこられました。今回の国の経済対策にいち早く対応した補正予算の追加上程も、その証左であります。 私ども自民党会派は、今後も執行部、また時には各会派の議員と忌憚のない政策論争をしっかりと闘わせ、執行部と二人三脚で真の山口県のためになる政策を実現していく。そして、山口県と県民のための政策を前に進めていこうとする村岡県政を引き続き支えていくことを申し上げ、賛成討論といたします。 御清聴ありがとうございました。(拍手) 議長(柳居俊学君)これをもって討論を終結いたします。