討論
議長(柳居俊学君)磯部登志恵さん。 〔磯部登志恵さん登壇〕(拍手) 磯部登志恵さん 自由民主党会派を代表して、討論を行います。 我が会派は、知事から提出されている全ての議案に賛成いたします。 まずは、村岡知事、四期目の御当選おめでとうございます。今後の県政運営に対する県民の大きな期待にしっかりと応え、山積する課題に立ち向かい、県民が将来に希望を持って暮らすことのできる県づくりの実現に向け、強力なリーダーシップを発揮していただきたいと思っています。 さて、村岡県政の四期目がスタートし、初めて迎えた今定例会において、知事は、県政運営に関する、私ども自由民主党会派からの代表質問に対し、成長と安心の好循環の実現に向け、これからの県政運営の指針となる新たな総合計画を策定する方針を示されました。 そして、これからの四年間は、山口県の未来を形づくる上で、極めて重要であり、厳しく困難な状況にあっても挑戦し、山口の未来を切り開き、安心で希望と活力に満ちた山口県を実現するという強い決意をお聞かせいただいたところです。 県政与党である我々自由民主党会派は、知事による県政運営の成果が着実に芽を出し、それが実感としてしっかりと県民に届けられるよう、促していく責務があります。 そこで、議案第一号の令和八年度一般会計予算に対して、賛成の立場から一括して意見を述べさせていただきます。 深刻さを増す人口減少や、これに伴うあらゆる分野での人手不足、デジタル化や脱炭素化等の社会変革への対応など、本県は多くの課題に直面しています。 これらの難題に立ち向かい、県民が安心して、希望を持って暮らし続けられる山口県をつくり上げていかなければなりません。 強い産業が経済を成長させ、その成果を県民の暮らしの安心へとつなげることで、人材の確保・定着や経済活動の拡大を生み、次の成長へと導く、社会全体が持続的に発展をしていく、成長と安心の好循環の実現が必要であるとの考えの下、令和八年度予算は、こうしたサイクルを構築する取組を、速やかに始動させる予算として編成されています。 まず、予算の大きな柱である物価高・賃上げへの集中的な支援についてです。 原材料や食料品などの価格高騰、人手不足による人件費や物流費の上昇など、長引く物価高が県民生活や事業活動の大きな負担となっており、我が自民党山口県連にも、多くの県民、団体から物価高に苦しむ切実な声が届けられています。知事も選挙戦を通じ、こうした声を直接耳にされたのではないでしょうか。 こうした地域の実情を踏まえ、このたびの予算は、足元の物価高や賃上げ環境の整備にしっかりと対応し、国の重点支援地方交付金を活用した集中的な支援を講じられ、県民や事業者に寄り添ったものとなっております。 物価高に対応していくためには、賃上げが一層広がり、実質賃金の上昇へとつなげていかなければなりません。賃上げを行う中小企業への奨励金は、対象者の拡大や上限の引上げなど、内容を大幅に拡充され、賃上げの裾野拡大を図るとともに、併せて、従業員の正規社員への転換も支援するなど、賃上げをさらに後押しするものであります。 さらに、生活者支援として食材費や光熱費に焦点を当てた県産米購入時の増量キャンペーンや、省エネ家電購入時のポイント還元は、家計の負担軽減と同時に、県産米の需要拡大や、省エネ促進による中長期的なエネルギーコストの削減などにも資する取組であります。 一方、事業者に向けては、医療機関、社会福祉施設等の厳しい経営状況を踏まえた支援や農林水産業におけるコスト上昇への緊急的な緩和策も講じるなど、県民、事業者を支えるきめ細かな支援となっており、その事業効果に期待しているところです。 次に、成長と安心の好循環に向けた取組の始動についてです。 知事は、やまぐち未来維新プランに沿って進めてきた県づくりの成果の上に、さらなる飛躍を目指し、暮らしを守り支える原動力である強い産業と、県民の暮らしの安心を実現し、成長を続け、社会全体が持続的に発展していく好循環の実現を目指すと、選挙戦でも繰り返し訴えてこられました。 産業については、これまでの取組の成果を基盤に、ものづくり産業の集積をはじめとした強みを最大限に生かし、GX産業拠点の形成など、世界と戦える成長産業の集積に取り組まれます。 また、農林水産業や観光を含め、あらゆる産業の高付加価値化等を進めるとともに、地域経済の主役である中小企業の経営基盤の強化や成長を後押しする施策が打ち出されており、その対策は多岐にわたりますが、現状の課題や現場の声を反映した内容の充実がしっかりと図られています。 生産年齢人口の減少による人手不足が大きな課題となっている中にあっても、本県の産業力の強化はしっかりと進めていかなければなりません。各施策が県下にくまなく行き渡り、県内産業や中小事業者の成長に着実につながるよう、全力で取組を進めていただきたいと思います。 特に、国のGX戦略地域の選定への挑戦は、県内に約一兆四千億円を超える大きな経済波及効果が見込まれるなど、県勢発展の起爆剤となり得る重要な取組であり、官民一丸となった万全の体制、対策により、必ずや選定を勝ち取っていただきたいと思います。 また、地域経済を支える中小企業に向けては、適切な価格転嫁をサポートする専門家の派遣や販路多角化への支援、生産性の向上を後押しする省力化や自動化に資するロボットの導入等を支援など、様々な角度からの支援となっており、中小企業の生産性向上や供給力の強化、人材の確保などにより、産業の底上げにしっかりとつなげていただきたいと思っています。 そして、安心の確立については、県立高校の特色化・魅力化を推進するために、空調の前倒し整備や、専門高校の設備の充実にも取り組まれるとされ、本県の未来を担う若者が安心して育ち、育てることができる環境の充実を、迅速かつ着実に進めていただけることと期待しております。 また、デジタル実装によるサービスの充実に、自動運転バスの社会実装に向けた取組や、介護現場でのICT等の導入の推進、南海トラフ地震の被害想定を踏まえた災害に強い県づくりなども、県民の安心を確保するために必要な取組です。 各分野におけるこうしたきめ細かな支援は、県民生活の大きな支えとなるものと考えます。 執行部におかれましては、円滑に支援がスタートし、対策の効果が対象となる方へしっかりと行き渡るよう、きめ細かに施策を推進していただくようお願いいたします。 以上、令和八年度一般会計予算に対して、賛成の立場からるる意見を申し述べました。このたびの予算は、私ども自民党県連が多くの関係団体等からお聞きした切実な要望に対しましても、可能な限りの措置がされており、私どもも、総じて前向きな取組が多く盛り込まれた予算であると評価をし、期待もしております。 知事はじめ執行部におかれては、この予算により、成長と安心の好循環を具現化する始まりの予算として、これまで以上に強いスピード感と使命感を持って、令和八年度の県政運営に全庁一丸となって取り組んでいただくことを切にお願いいたします。 私ども自由民主党会派といたしましても、安全で安心して暮らせる、未来に希望が持てる山口県を築き上げるため、県政運営をしっかりと支え、時に直言もしながら、共に多くの県政の課題にひるまず真正面から向き合ってまいる決意であることを改めて申し上げ、賛成討論といたします。 御清聴ありがとうございました。(拍手) 議長(柳居俊学君)これをもって討論を終結いたします。